それは太陽のように

 それは空気のように

 それは水のように

 

 当たり前すぎて

 見過ごしていた

 

 大切だったはずのもの

 

 気付いた時にはもう遅い

 

 それは手すら届かない場所へ

 

 『俺にとってのそれは何?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 手を伸ばすのをやめたのは

 もう届かないと思ったから

 

 歩みを止めてしまったのは

 もう追いつけないと気付いたから

 

 先を行く貴方の背中は

 今も変わらず大きなままで

 

 私の心の大半を

 わし掴みにして離さない

 

 何時になったら私は貴方を

 忘れることができるでしょうか

 

 もう二度と

 

 『もと通りになんてならないのに

 

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