メモリー・オブ・オーバーライト       

                      ナツメ


 

 小鳥のさえずりと耳障りな目覚ましで起床。ご飯を食べ顔を洗い、歯を磨いて学校へ行く。そして授業を受け、放課後はまっすぐ家に帰る。それが俺の日常。いや、普通の高校生の日常というべきだな。普通と言っても幅広いがとにかく、俺は普通の高校生だった。一週間前までは。


 

 俺がこの街に来たのは、二週間前ぐらいの事だ。親の都合でよく引っ越していた俺は、人見知りが激しかった。そのため友人ができないまま、一週間過ごしていた。帰るときも一人で誰かと話しながらなどなく寂しく帰っていた。

 ある日、喉が渇いたから飲み物を買おうとして、自動販売機の奥に十円を落としてしまった。せめて手前に落ちればなぁと思った時、目の前を光が覆い、気絶するような衝撃が脳裏を貫いた。そして、目を開けると十円は手前に落ちていた。何がおきたのか分からず俺の勘違いだと思い気にしないようにした。しかし、それから、俺が頭に思った事が、特定の時間に上書きすることができるようになった。あれは偶然ではなく現実。俺は超能力者のようなものになってしまった。漫画などではサイコ○○とか言っていたりしたと思う。俺は超能力では味気がないから、この力のことを「オーバーライト」(上書き)と呼ぶことにした。まるで漫画の主人公になったようで、恥ずかしいけど、かっこよく思えた。しかし、こういう力は、時間のズレなどを起こしたりアカシックレコード(世界中の記憶があるといわれるもの)に影響があるなど漫画では書かれている事が多かったから、あまり使わないようにすることにした。何故、力が俺に宿ったのかはわからないけど、この街に来て異変が起きたから、この街が関係しているんだろうな。何も起きなければいい。俺はそう思っていた。


 

 ある日の学校の事。俺が引っ越してきたから一度も学校へ来ていなかった男子生徒が学校へやってきた。名前は確か上条……翔だったかな。名簿を見て学校に来ていないので名前を覚えていた。見た目は身長が高く顔はイケメンおまけに。性格いいのか友人もたくさんいるような感じで来た瞬間に取り囲まれていた。俺とは逆だなと思い窓の方を向くと、人の顔が目の前にあった。

「えっ!早瀬か! なんでこんなところにいるんだよ……」

 誰もいないと思っていたのと、早瀬の顔が近かったから少し慌てた。

「そんなに驚かないでよ! こっちが逆に驚いたよ……風間くんがボーッとしてるから後ろから脅かしてやろうとしたのに」

早瀬は脅かすつもりが逆に脅かされたのが悔しかったのか、とても悔しそうな顔をしていた。この早瀬という女子は俺がオーバーライトを手に入れる前に出会った女子で世話焼きなのか、それとも人懐っこいのか分からないが俺に優しくしてくれる人物だ。ただ、女子と会話した事ない俺なんかが友人と呼んでいいのか分からなかった。だから早瀬に話かける事はなく早瀬から来てくれるのをずっと待っていた。

 早瀬は、吹っ切れたのか悔しそうな顔をやめて最近始めたという料理にについて色々話してくれた。俺も肉じゃがは好きと答えて後は分かる範囲で会話をつなげた。そしてチャイムがなり授業が始まるからと、早瀬は自分の席に戻っていった。慣れないことをするから、とても疲れる。だけど早瀬と話するのは嫌いじゃなくて、むしろ好きだから俺は良かった。

 授業が初まり六時間目まで終わった。俺は帰ろうと用意をしていると、上条翔が俺に近づいてきた。

「やぁ。君は転校生の風間クンだよね? 僕と一緒に帰らないかい?」

 急な話で驚いた。俺は今までそんな事を言われたことなかったので、少し不安だった。しかし、嬉しかったのは事実で、せっかく誘ってくれたので一緒に帰ることにした。

 下校中、上条とは色んな話をしていた。俺が引越してきた理由や、上条が何故休んでいたのかなど、普通の会話をしていた。俺はこのまま変な奴と思われなかったら友達になれるかなと、思いながら帰っていた。

「ねぇ風間クン。早瀬夏美の事をいつから好きなんだい?」

「えっ! 別に何とも……」

 急な質問に驚いた。人と話すこともあまりないのに、いきなり俺が恋バナなんて。俺はうまく返せなかった。

「そうかい」

 上条は鋭い目で俺を睨んだ。その目からはさっきまでと違う嫌な気を感じられた。そんなに悪い返事したかな……そういえばさっき何で、「いつ」って聞いたんだろう?普通まず好きかどうか聞いてこないか?俺が考えていると上条は足を止めた。そして……

ドスッ

 一瞬の出来事で何が起きたか反応しきれなかった。だけどお腹への激痛と上条のポケットから取り出された光る何かが俺の腹を刺していたのは気づいた。

「何をするんだ上条……」

「僕はね、早瀬に手を出す男が許せないんだよ。ずっと僕は彼女を好いて遠くから眺めていた! だから彼女に近づく男は誰だろうと消すのさ!」

 俺は急な出来事と刺されたショックで上条が何を言っているのかよくわからなかった。

「普段なら記憶を消すだけでいいんだけど君は能力者だからきかないんだよね……だから悪いけど、この世界から消えてもらうよ」

「なっ、どうして俺が能力者だと知っている!」

 俺は自分が能力者だと誰にも教えていない。そもそも能力を使ったのはほんの数回なのに……何故こいつが能力の事を。

「ふっふふふ、それを君が知る必要はない。ただ一つ、教えてやる。能力者に能力は通じない。だから僕が直々に消してやるのさ! この世に能力者は僕だけでいい!」

 上条のナイフが俺を目掛けて迫ってくる。

「クッ、オーバーライト!」

 俺は頭の中で自分がナイフに刺されていない世界を上書きした。光が過ぎたあと俺の傷と痛みは消えていた。即座に俺は後ろに転がりナイフをかわした。

「その体で動けるとはな。うん? 傷が癒えている? まさか治癒系の能力だったのか」

 上条がブツブツ言っている中、俺も考えていた。能力者に対して能力は使えない。だからオーバーライトで行動を上書きできない。それでも俺が受けた傷などは治すことができるみたいだ。そしてあいつは俺の能力に気づいていない。

「クッ、治癒系ならそれを上回る傷を与えてやるよ!」

 上条は目にも止まらぬスピードでナイフをふってきた。俺は、見切れるものは見切り、傷ついたらオーバーライトする。だけど上条のナイフさばきは、かなりの腕だった。一度でも集中力が切れてしまうと俺はやられてしまう。その緊張がよりいっそう体力の消費を早めた。

「僕はナイフの扱いにはなれている。君の体力の消費の方が先だ!」

 その上条の言葉とともに僕の腕をナイフがかすめた。激痛と緊張による疲労が限界に達し俺はオーバーライトをつかえなかった。

「さぁ、チェッツクメイトだよ風間クン! 僕の目の前から、消えるがいい!」

 ダメだと思ったその時。

「やめて!」

 女の声?この声は……まさか早瀬?声のした方を振り向くと早瀬がいた。

「風間くん! 何でこんなことに……」

 早瀬は、とても驚いた表情で見ていた。当然か。

「悪いけど、そこをどいてよ早瀬さん。僕は君に付きまとうこの男を消すのさ! 僕は高一の時に君を好きになり、ずっと君に近づく人間の記憶を消してきたんだ! そいつも例外ではない!」

 そういうことか……何で早瀬に友達がいなかったのか。全てこいつが周りの人々を……でも何故、女子の記憶まで?

「記憶を?」

「そう、僕の能力はデリート(消去)相手の記憶を消すことができるのさ。だけど、風間クンは僕のいない間に近づき能力者になった。だから消すんだよ!」

 また引っかかる。何故俺が能力者だと分かった。やつは今記憶を消去するデリートだと言った。だから俺の心を見抜くことができないはずだ。そもそも能力者に能力は通じない。後、何故早瀬が好きなら早瀬の記憶をいじらなかった?早瀬は能力者ではないはず。仮に能力者と考えてもこの状況への反応。明らかに能力を知らないみたいだ……だから能力者ではない。能力者以外……?俺の脳内で色んな考えが生まれた。そして、その中から一番可能生ある仮定を導いた。しかし、その仮定はあまりにも非現実的で最悪な運命だった……

「ではでは、そろそろ消えてもらうよ風間クン!」

上条はナイフを構えた。そして……

「カザマァァァァ!」

「賭けてみるしかない!」

 俺は上条がナイフを構えている間に一つの時間をオーバーライトしていた。

「準備は整った……消えるのはお前だ上条! オーバーライト!」

ドスッ

 ナイフが刺さる鈍い音がした。上条の握っていたナイフからは真っ赤な鮮血がながれている。そう上条の血によって。

「なっ! どうして……お前、何をした……?」

「お前は俺の能力を見誤った。俺の能力はオーバーライト。上書きの力だ。高校前の、お前の記憶に別の女子と付き合っている時間を上書きさせてもらった。能力者になる前のお前には俺のオーバーライトが通じると思ったからな。そして、能力を失ったお前に、自分に刺すようにオーバーライトした」

「何てインチキな能力なんだよ……そして気づいたのか、能力の仕組みに」

「お前の丁寧な説明がなきゃ、この仮定はありえなかった。お前は喋りすぎた上条」

「フッ、強がるなよ? 今まで沢山の記憶と能力者を消してきた僕が負ける? どいつもこいつもお前みたいに油断していたから基本は一撃だったよ。万が一倒しきれなくても僕の方が強いからね。そして、倒した奴を知っている者の記憶を消した。まさに完璧。そんな僕が負けるわけねぇだろ!」

 上条は血を吐きながらも大きな声で僕に叫んできた。

「上条くん! もうやめて。今ならまだ間に合う、病院に行って警察に……」

「うるさい黙れ! そもそも、早瀬サンが悪いんだよ? 僕に全然優しくしてくれないから……」

 上条は壊れ始めている。早瀬にまであたりはじめている。

「上条君にはいっぱい友達がいるでしょ? それに私誰だって大切にしているよ!」

「言い訳! 僕に口答えするな! もういい。消してやる……この世からお前も消してやる!」

 上条は体を起しナイフを構えた。

「バカッやめろ! 早瀬に手をだしたら……」

 俺の声が聞こえないのか上条は走り出した。そして……

ビシャ

 何かが切れる音が響く。そして大量の赤い雨のせいで目の前が真っ赤に染まった。雨が終わると目の前には上条だったモノの一部が残っており地面に崩れていった。

「えっ? どうして上条くん……?」

 早瀬は目の目前で何が起きているのか分からず早瀬は大きな声で叫びながら泣き崩れた。そして泣き崩れる早瀬に俺は近づいた。

「これは、早瀬の力だよ……」

「えっ?」

「早瀬は……マザーなんだよ。」

「マザー?何言ってるの風間くん……?」

「マザー……早瀬は能力者を作る根源なんだ……」

「どうして? 何でそんな事言えるの?」

「それは、俺が早瀬の事が好きだから……そしてあいつも早瀬の事好きだったから能力を得たんだ。早瀬を好きになった人は能力者になってしまう。そして母に逆らう子は消される……」

「えっ、私そんなの知らない! 能力とか言われても何もわからない!」

「俺にも何で早瀬に、そんな力があるか、わからない。だけど、上条が必要以上に早瀬に近づく人の記憶を消していた理由と早瀬にデリートを使わなかった理由全てが通るんだ!」

「そんな……こんなの嫌だ……こんなんじゃ誰かを好きにもなれないし、誰かと喧嘩したら私……もう嫌だよ!」

 早瀬は崩れ込んだ。そして泣き始めた。そんな早瀬を見て俺は何かできないか必死に考えた。こんな悲しい現実を認めたくない。そもそも、上条だって能力さえなければ普通に過ごせたかもしれない。早瀬は友達がいて彼氏もできて……もっと女の子らしく生きれたかもしれないのに。どうすればいい?どうすれば、皆救われる?どうすれば……早瀬を笑わせてあげられる。クソッ、変わりたい。早瀬を守ってやれる男になりたい。

ゴゴゴッ

 突然地震が起き空にヒビが入った。それは、まるでSFの世界が壊れていくような光景だった。

「空にヒビが? まさか上条に使ったオーバーライトが歴史を大きく狂わして矛盾ができすぎたからか!」

 時間がない。世界が破滅する前に何とかしないと。だけど、こういう時に何もでてこない。このまま終わるのか……?諦めかけていたその時。

「私達……ここで終わりなんだね」

 早瀬のその一言が諦めかけていた俺に力をくれた。そうだ、早瀬だけでも守ってみせる。

「諦めんな! 絶対俺が何とかしてる!」

「風間くん……」

 俺は立ち上がり集中した。成功するか分からないけどやらないよりマシだ。矛盾が、この世界を破壊した。ならば矛盾を上書きして新たな世界を作ればいい。しかし、そのためにはアカシックレコード全てを書き換える必要がある。全ての記憶を一人の人間が受け止めるのは不可能。それでも……やるしかない!

「俺は、この世界と、自分自身を変革させる! オーバーライトォォォ!」

 白い光が俺を包み、やがて全てを白く染めた。


 


 

「俺は、どうなった?」

 目を開けると白い壁で覆われた部屋のようなところにいた。そして真ん中には端末があった。俺は端末に近づき触れてみた。場面にはリセットと書かれていた。

「ここは、アカシックレコードの中か。そしてこいつを押せば能力なんて存在しない、皆が救われる世界が作れるんだ」

「私達どうしたの……?」

 声の聞こえる方を振り向くと早瀬がいた。

「ここはどこ?どうしてこんなところに……」

「ここは、アカシックレコード……つまり世界中の記憶が存在しているところだ」

「そう……なんだ」

 早瀬はそう言うと再び黙り込んでしまった。

「そういえば、覚えているか? 俺が転校してきた時のことを」

「覚えているよ。移動教室分からなくて困ってる風間くんを私が一緒についてってあげたんだよね?」

「そう。あの時、お前がいなかったら俺、間違いなく遅刻してたよ」

 俺は一人笑っていた。正確には苦笑いだけど。そんな俺を見ても早瀬は表情一つ変えなかった。

「どうしたの急に?」

「あの時のカリ。まだ返してなかったよな?」

 俺はそう言うとボタンを押した。場面にはリセット完了まで60秒とでてきた。

「何したの?」

「今のはリセットボタン。これで早瀬は助かるよ。そして新しい未来を築くんだ! 能力なんてない、皆が幸せになれる世界へ!」

「えっ、助かるの?」 

 助かると言う言葉を聞いて早瀬は再び泣き始めた。とても幸せそうな顔だった。

「私、元に戻ったら友達たくさん作る!そして風間くんも連れていっぱい遊びに行く!そして春になったら帰り道の桜の木も見に行こうね! 本当に綺麗だから!」

  残り45秒

「そしてね!……あれ?風間くん体が透けているよ……?」

「このリセットボタンは、増幅装置と記憶を貯める端末みたいで、押した瞬間に能力が強制的に発動したよ」

「えっ?でもどうして消えちゃうの……?」

「流石に人の体じゃ世界を変える反動に耐えられなかったみたいだよ……」

「そんなの嫌!風間くんがいなきゃ私……」

 泣き叫ぶ早瀬のおでこに静かにキスをした。

「大好きだよ。早瀬」

  残り0秒

 リセット完了という文字とともに世界は再び白に染まり、そしてとまっていた時間が動きたした。


 


 

 とある高校の校舎裏。

「早瀬さん!僕と付き合ってください!」

「ごめんなさい。私恋愛とかはちょっと……」

 そう言うと隣のクラスの男は泣いてどこか行ってしまった。これで今日3人目……

「朝からモテモテね夏美!」

「もう月子ったら、分かってるくせに」

「怒った顔も可愛いよ夏美!」

 月子は私の親友。高校一年生からの付き合いで、普段はからかったりしてくるけど私が困ったら助けてくれる頼りになる親友。

「でも何で付き合わないの夏美?さっきのはともかくとして、イケメン候補一位の翼先輩とか上条にも告られたんでしょ?」

「うーん、別にいいの。ほら私部長だし!」

「別にいいけど、せっかく可愛いんだし今遊ばないと将来後悔するよ。さて私は彼氏待たせてるから行くね!」

「うん。それじゃね」

 別に恋愛したくないわけじゃない。ただ高校に入ってからずっと引っ掛ているものがある。何かが足りない。大事な、忘れてはいけい大事な何かが。

「あっ!部活が始まる!」

 私は急いで家庭科室に向かった。


 


 

「それじゃ今日はここまで!皆お疲れ様でした!」

「おつかれ様でした!」

 部活が終わり部員達が帰る支度を始める。今日のメニューは肉じゃがだった。

「肉じゃが……誰か好きな人でもいたっけ?」

 肉じゃがという言葉が私のなかで何故か引っかかった。帰っている途中、月子に言われたことを思い出していた。

「恋愛か……転校生とかだったら少しはドキッとするかな! って何言ってんだろ一人で……」

 一人で自問自答しているのが恥ずかしくなり、私は足早になった。転校生か……何で、またこんなに引っかかるんだろ……そう思っていると、何かが手の平に落ちてきた。

「ここの桜、まだ咲いていたんだ」

 私はしばらく桜を眺めた。この桜も何か引っかかる……そう、確か誰かと見に来ようって…三転

「風間くん……えっ?」

 無意識に人の名前を呼んでいた。そして頬には涙が流れてきた。

「どうして、泣いてるんだろう……風間くん。誰かもわからないのに凄く心が苦しいよ……」

 私が涙を流していると、桜が私を慰めるかのように舞降りてきた。そして涙を奪い去るかのように春風は吹いた。その景色はとても綺麗だった。そして、最後の桜が落ちた。

「終わっちゃった……」

 桜が全て散ってしまい、風も冷たくなってきて、私が立ち去ろうとしたその時

「ただいま」

 後ろか声が聞こえた。その声はずっと忘れていたものだった。懐かしくて、愛しくて、そしてずっと聞きたかった……会いたかった人の声だった。涙で歪んで顔はハッキリ見えない。だけど、ただこの言葉がでてきた。

「おかえりっ!」

 終わりなんかじゃなかった。これからが本当の始まりなんだ!


 


 


 

〜後書き〜

ふぅ。。今回の作品こそは必ず締切一週間前に終わらせて締め切の魔女にドヤ顔してやる!そう思っていたら今日は締め切ギリギリ?一体何があったんだろうな……←

 まぁ前菜はここまで。まずはご挨拶とここまで『メモリー・オブ・オーバーライト』を読んでいただいた(読むハメになった)方々にお礼を申し上げさせてもらいます。

今回のコンセプトは、前回が長すぎて話がまとめきれない。お父さん何でも見透かしてるイッケメーン!みたいな事態が起きたんだと反省して今回は2〜3ページで終わらせよう。そう思って作りました(気づけば9ページ……)後は、前回の「距離」に対して今回は「時間」の大切さを少しキモにして作りました。後、今回は主人公のフルネームをあえてださなかったりジャンルとしてもアクション?とか前回試せなかったことを試して作ってみました。(いつになったら誰かに面白いと言っていただける小説が書けるのでしょうかね←)

 さて、記念すべき幻影深淵色の憑神スケィス(ミラージュ・アビスアバター)ことナツメ←の第二作品『メモリー・オブ・オーバーライト』。作った本人の感想ですが、これ漫画だと面白いかもなってのが本音です←僕の文章力さえあれば他にも能力者をだしたかったですね。てか、

風間の能力最強すぎないかって思いませんでしたか?僕も作ってすぐ、この能力駄目だろっと思ったんですけど、世界を変革させれる力はやっぱり、これくらいいるだろ!と思って採用しました(笑)ごめんよ上条←

 後、「オーバーライト」と「デリート」の発想は僕が高校生くらいの時から思ってたことを小説にしてみたかった。ってのがあります。みなさんはありませんか?ついでにナツメはリアルにセーブとロード(コンティニュー)を求めています←

 今回の反省

とりあえず締切ギリギリってのが駄目だなと痛感しましたね。前回の作品は誤字・脱字があったにたいですし、今回の作品もきっと……。後は文章力の構造とかですかね。一年に一度くらいしか小説読まなry)←の人間なんで少しずつ読むしかないんでしょうね……何かお勧めありますか?ついでにナツメは基本オールジャンル大丈夫です!後は、一部の僕のファンからの声なんですが中二病要素多いなといただきました。でも僕にとっては、これが常識なんですよね!永遠の14歳児(フォーエバフォーティン)ですからね……なんで、そこは勘弁しください!(切実)

 一応これラストにしますが、キャラの口調というかキャラをもっとわかりやすく各々の個性をちゃんとだしてあげるってのが、一番の反省点かなって思いました。

でも、それ中々難しんですよね……一応今回だと、人見知りで、おとなしいけど少しヤンキーっぽく見えてしまう主人公風間と元気がうりで感情がハッキリしていて面倒見がいい早瀬(ナツメが優しい女の人がタイプとかは関係ないですよ!面倒見いい人がタイプとかもないいですよ!双剣使いのナツメはもちろん両とry)とイケメン+何でもできるっていうハイスペック上条(ナツメはイケメンとモテる奴が嫌いです←)です。上条は学校での登場枠も薄いため余計分かりにっかったですね。本当ごめんよ上条←。後、月子は後付けなんですけど夏美の親友っていう設定です。まぁ、次はキャラにこだわって書いてみるのもいいかもしれないですね(それより先に小説読めって?そんな暇あったらゲームしまry)

 さて、綺麗に10ページで終わらせたいっていうナツメの都合でここまで、グダグダ書きましたけど(修正したら11ページに増えた←)ここまで付き合っていただきありがとうございました。(誰がここまで読んだのかな?あれ、涙が……)次回はどういう作品になるか未定ですね……。ただロマンチストナツメは多分また少し恋愛絡めるかもしれません←後まだ未定ですが……そういえば皆さんは昔話はご存知でしょうか?もちろんですよね。だけど、それの14歳児向けは、ご存知でしょうか?機会があれば、そちらの方も書いてみたいと思います←

 それでは、ここまでありがとうございました!

                     ナツメ

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